ヘッドギアは使いません。

左側に残った抜歯空隙閉鎖に歯列矯正用アンカースクリューを利用しています。

 

写真はAngle classⅡ div2の治療途中です。

上顎右側の抜歯空隙は閉じましたが、左側の抜歯空隙が3mm程残り2級ゴムで閉鎖しません。KBTマルチブラケットシステムになりこのようなことが頻繁に起こります。上顎に水平ゴムを使うとアンカーロスします。

そこでアンカーロス対策で片側だけアンカースクリューを使用して空隙閉鎖を行っているところです。20年前ならヘッドギアを使ったでしょうが、今はヘッドギアを使いません。

理由は以前にも触れましたが、もう一度お話しします。

何故なら、ヘッドギアは1日12時間以上の使用が原則になります。ですが現代人は忙しいので

1日12時間以上のヘッドギア使用は現代人には無理です。 ヘッドギア装着で就寝できるでしょうか?無理です。寝返りが打てません。寝返りの激しい人は単に寝相が悪いと思われていますが、寝返りは関節のずれを修正するために無意識に行われる大切な修正作業です。成長期の子供ならなお更必要な作業です。

寝返りが打てないから患者に使用を指示しても結局ヘッドギアを使用しませんよね。

 

 

 

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